夏もそろそろ終わりかけになると、田んぼや海岸に目が向くようになってくる。
その理由は、森や林は、木々の緑がすっかり濃くなり、繁殖が終わった夏鳥も、その中に隠れるように姿が見えなくなるためである。
また、シギ・チドリ(略してシギチという)の渡りが本格化することと、それから台風などの影響で思わぬ鳥が出ることも大きな理由である。
シギチは、もうこの時期には、早くもその羽を冬羽に変えつつある。
田んぼに聞こえる、ピッ、ピッ、ピッという何か物悲しいような声、これで季節の移り変わりを感じるというのは、鳥屋ならではの感覚ではないだろうか?
写真は、左がコアオアシシギ、右がコキアシシギ。
コキアシシギは、関東では、99年以来の記録。