地震の被害を受けた干潟に行きましたが、5か月を過ぎた今、傷痕はまだ生々しく残ったままでした。
ひび割れたコンクリート、砂がわき出したような液状化の跡、段差ができた海岸・・・
地震による被害に対して、行政が立ち遅れ、復旧すら手がつかない状況にあるかのように思えました。
しかし、鳥や生き物たちは、あるがままを受け入れて、そのままの状態で毎日生活をしています。
自然を変え、人間だけが都合が良いように手を加えることは、人間のエゴなのでしょう。
遠くにビル群が見える海岸とオオソリハシシギ。
コアジサシや越夏しているミヤコドリが生活する海。
逞しく生きていく力を感じさせる干潟でした。