今月は、ヒメハマシギのお陰で2回、三番瀬に足を運ぶことになりました。
田んぼには、毎週のように出かけています。
夏鳥が段々といなくなり、9月も後半になると山野の鳥も渡りの途中に顔を見せるようになりますが、シギチについては、8月中旬頃から渡りが本格化し、徐々にその数を増やしていきます。
以前、鳥を始めたころは、この8月からの1か月ほどを、鳥が最も少ないオフのようなものだと一人合点していましたが、ところがシギチの世界を知ることにより、一年中、そんなことはないのだと実感するようになりました(笑)。
寂しげな、ピューという声を聞くと、何だか胸が締め付けられるような気がするのもこの季節です。
でもこのような可愛くけなげなシギチを意外と好きではないという人も少なくありません。
それは一見、地味にも見える羽衣のせいかも知れませんし、識別の厄介さから来ているのかもしれません。
鳥カメラマンの中では一般的に、原色系の鳥や猛禽のような格好がいい鳥がもてはやされるのが実態のようです。
写真は、一時期、いなくなったと思っていたのですが、先日も健在でした。
ハジロコチドリの冬羽です。やはりどことなく地味ですね(笑)